高棚町内会長長坂様、高棚保育園を愛する会の竹内様、小野様、神谷昌宏市議と私石川の5名は、安城市の神谷学市長を訪問し、高棚保育園の延長保育実施に関して、要望活動を行いました。
こちらからは、主に次のような要望を行いました。
① 高棚町では、世帯、人口、子どもの数が増えていること
この10年間、安城市全体の伸びよりも、高棚町の方が大きく伸びている。特に、小学校の児童数は、市全体では99%とマイナスに転じているのに対し、高棚小学校では112%と増えている。町内の屋敷(既存宅地)が分割され、職場から近いなどの理由から、子ども世帯が移って来られるケースが多い。
② 延長保育への強いニーズがあること
現在、高棚小学校1年生52名の保護者を対象にアンケート調査を行った結果、延長保育が実施されたら、37名が高棚保育園を希望するとの回答でした(73%)。また、22名の保護者から自由意見が寄せられ、現行の開所時間「午前8時15分から午後4時15分まで」は、共働き世帯にとっては、大変に預けにくいなどの声が多くありました。
③ 小学校区内に唯一の保育園として、延長保育が必要なこと
高棚町では、子どもは全員が高棚小学校へ行く、1町1校であり、入学前の子どもが通う保育園は、高棚保育園だけです。しかし、延長保育が行われていないために、他の小学校区の保育園(西部、和泉など)に預けざるを得ず、友だちづくりで不安です。一つの小学校区内に、一つの保育園しかない場合、その保育園の開所時間は、延長保育とし、共働き世帯もそうでない世帯も、ともに受け入れが可能なように改善いただきたい。
神谷市長はじめ職員からは、主に次のような回答でした。
①地元において、高棚保育園の延長保育の要望があることは理解した。
②市としては、延長保育を実施する保育園を順次広げてきており、これ以上広げないということではない。
③延長保育を実施することに伴う費用は、1クラスで6百万円、2クラスなら12百万円と見積もっている。
④市としては、同じ中学校区内の保育園にできるだけ預け入れできるよう配慮しており、西中学校区では約75%が預け入れできている。これは全市の割合と同程度。
⑤低年齢児保育のニーズが急速に高まってきている。市としては、公共だけでなく、民間の力も借りながら、これへの対応に全力を尽くすことが優先と考えている。
⑥衆議院選挙が終わり、今後、政府からどのような子育て施策が出されるかも注視している。
今回、実施の回答は得られませんでしたが、今後とも、粘り強く働きかけていく考えです。